WINDBREAKER梅宮一は過去に何があった?ことはとの関係についても

2024年4月4日からアニメ放送がされているウィンドブレーカーに登場する梅宮一。

風鈴高校の総代を務める一は、なぜ街を守るようになったのでしょうか。
また、同じくウィンブレに登場することはと梅宮は、一体どんな関係なのでしょうか。

本記事では梅宮一の過去とこの作品に登場する橘ことはと梅宮一の関係についても解説していきます。

目次

WINDBREAKER梅宮一の過去

梅宮一が最初に登場したのは桜遥たちが風鈴高校に入学した後の校内放送。

その後、問題が起こり四天王の一人である柊とともに報告に行ったことで初めてその姿を見せるのですが、どこか抜けているというかふざけた感が否めない人。

主人公である桜も、「あれが…梅宮…」と言ってしまったくらいです。
と言うのも、どこからどう見ても風鈴の総代には見えなかったのです。

普段は気さくな人柄で風鈴の生徒や街の人から慕われている梅宮ですが、街の平和を脅かすものに対しては桜たちをも圧倒する雰囲気を纏います。

声だけでその場の空気を一変させてしまうくらいです。

後にわかることですが、梅宮は風鈴のトップに立ちたくてその立場になったのではなく、やりたことがあってそれを実現させるために必要なのが風鈴のトップだったという人。

街の人はみんな家族と、さらっとそう言うことができる梅宮にはどんな過去が隠されているのでしょうか。

早速見ていきましょう。

幼い頃に交通事故で家族を全員失う

両親とこれから生まれてくる妹か弟の4人家族で暮らしていた幼き日の梅宮。
両親のことも大好きだった梅宮ですが、兄弟の誕生を何よりも楽しみにしていました。

色んな本とか映画だとお兄ちゃんは妹や弟を守るんだ。

かっこいいよね。オレもこの子を守ってあげるんだ

そう、母親に向かって無邪気な笑顔を見せていました。

これまで両親の愛情を一身に受けて育ってきた心優しい一面が覗けるシーンです。
しかし、ある日交通事故で両親と生まれてくるはずだった兄弟をいっぺんに亡くし、ひとり生き残ります。

両親は大型トラックから梅宮を守るように突き飛ばして自分たちが犠牲となり、突き飛ばされた梅宮はその惨状を目の当たりにしたことで自分のわがままのせいで家族を失った、両親があんな事になったのは自分のせいだと責めるように…。

まだ9歳と幼かったことと、親戚等も近くにいなかった為、両親の亡き後は児童養護施設に入る事になります。

いくつかの園を転々としていた梅宮が最終的に行き着いた園、そこでの生活が今の梅宮を作ったと言っても過言ではありません。

児童養護施設「風鈴園」で過ごす

いくつかの児童養護施設を転々とし、最終的に梅宮が生活をしていたのが風鈴園
その施設の職員である設楽優希さんとの出会いが、両親を失い悲しみに暮れていた梅宮を変えていくことになります。

梅宮の幼少期の風鈴高校は現時点のように統一はされておらず、街の至る所でケンカが絶えませんでした。
商店街の看板等も直しても直してもすぐに壊されてしまう始末・・・
そして、風鈴園の子供達も安心して外で遊べないくらいの治安の悪さになっていました。

がしかし、実は園の職員である設楽さんも風鈴高校出身なのです。

表立って出身校を名言はしていませんが、悪さをする風鈴高校生に対して「まったく勘弁してほしいよ。」と言い放つ場面があったり、梅宮が園を抜け出した際に風鈴生と話をする場面で風鈴高校出身であることが見てとれます。

設楽さんは、園の他の子供たちのことも梅宮のことも気にかけて優しく温かく、時には本当の親のように叱るなど接してくれました。

自分は人殺しだと、罰を受けなければならないと幼い心にひどい傷を負った梅宮ですが、風鈴園で他の子供たちと、何より親身になってくれる先生との生活をしていました。

風鈴園での生活と両親との思い出が重なる

風鈴園での生活は、梅宮にとってはかなり辛いものでした。
食事の時間になっても一切手をつけず、他の子に「食べたければあげる」と言うほどです。

両親を目の前で亡くしたのですから、辛いのは当たり前です。
でも、それ以上に複雑な気持ちを梅宮自身は感じとっていました。

なぜなら、生前、両親から梅宮家のルールを聞かされていたからです。

そのルールとは、

ごはんはなるべく家族みんなで食べること

その理由は、「ご飯を美味しく食べるため」

梅宮は、梅宮家唯一のルールとして聞かされた当時、両親に聞かされたルールの意味が今ひとつわかっていませんでした。
実際に「ご飯はいつでも美味しいよ」と答えていました。

この梅宮の発言に対し、母親から「ご飯が美味しく食べられるのははじめの心が満たされているから。人は心が満たされていないとご飯を美味しく感じられない」と理由を教えられます。

風鈴園ではみんなで一緒にご飯を食べていたのですが、その状況に当時両親に言われたルールを思い出さざるを得なかったでしょう。
いざ作ってもらったご飯を食べようとして、両親を思い出し手が止まってしまっていました。

家族を失ったショックで髪色が白くなり味覚障害になる

梅宮は、事故で両親を失ったことでこれまでの明るい性格が嘘のように暗くなり、ショックのせいで髪の毛の色も黒から白に変わってしまいました。

それだけではなく、なんと何を食べても美味しく感じない味覚障害まで発症してしまったのです。
風鈴園でご飯を食べなかった時にも園の他の子供たちに「どうせ食べても味わからないから」と言い放つほど・・・

両親から言われた「心が満たされていないとご飯は美味しく感じられない」というのを嫌でも思い知った瞬間だったでしょうね。

最初にこの作品を読んだ時、なんで梅宮は髪色が白いんだろうと不思議に思っていたのですが、幼少期に両親を亡くしたショックからきたものだったのですね。。。
過去の回想シーンは読んでいて本当に辛かったです…外出先で読んでいて、思いがけず涙腺が緩んでしまいました。

自分を責め続け荒れた生活を送る

今でこそ風鈴高校の生徒はボウフウリンとして街の平和を守る活動をしていますが、梅宮の幼少期の風鈴高校は不良の名門と言われる学校で、街を荒らす常習犯でした。

風鈴園の先生たちが風鈴高校の生徒たちが街で暴れていることを話しているのを聞いた梅宮は先生たちにも、もちろん他の子どもたちにも内緒で園を抜け出して街を荒らしている不良たちの元に向かいます。

この頃の梅宮は、自分のせいで家族が死んだから罰を受けなければいけないと思い込み自暴自棄になっていたため、年上相手にケンカを挑みに行きました。

わずか9歳ながら腕の力はかなり強く、結構な力で相手に殴りかかり相手を驚かせていたので、この時から強くなるのは必然だったのかもしれません。

ただ、年上の相手に勝てるはずもなく、殴り返されるわ蹴られるわボコボコにされてしまいます。
そこに、風鈴高校の制服に身を包んだ謎の少年が助けに入ります。

助けてもらったにも関わらず、梅宮は「お前のせいで死にぞこなった」と言い放ち、ビルの屋上から飛び降りて自ら命を投げ出そうとしましたが、その瞬間、事故当時の両親の顔を思い出し「いやだ」と叫び一緒についてきた風鈴高生に再び助けられます。

気絶してしまった梅宮をおぶって歩いていたその人物は梅宮を探し回っていた風鈴園の職員・設楽と出会います。

話ぶりから梅宮を救ってくれたその風鈴生はどうやら昔風鈴園にいた人物のようで、自分にしてくれたみたいに梅宮のこともしっかり見てくれと設楽に言い残して去っていきました。

設楽におんぶされた状態で目を覚ました梅宮はそれでもなお自分を責め続けていましたが、設楽との会話で初めて悲しみと寂しさを全面に出して泣けたのです。

一命を取り留めた梅宮ですが、人と関わることを拒絶し、食事も取らず、暴力をわざと振るわせようとするなどかなり荒れた生活を送っていました。

風鈴園の仲間を家族だと認識する

自ら不良に絡まれに行ってボロボロになった梅宮が、設楽先生と共に風鈴園に戻ると心配していたみんなが集まってきました。

ご飯ははじめが好きなものを作ってやるという設楽の言葉にオムライスを希望した梅宮。
みんなでオムライスを食べようとテーブルを囲んだ時、両親に会いたいという寂しさが込み上げてきて俯いてしまいます。

その時、一人の少女が梅宮に話しかけます。

先生が教えてくれたんだけどね…お互いがお互いの方を向いて大切に思い合っていれば例え血が繋がっていなくてもそれはもう家族なんだって。

だからね、私ははじめ君ともそうなりたい。

私たちははじめ君の方を向いてるよ。

それを聞いて、梅宮は心が少し温かくなるのを感じ、久しぶりに食事をすることができたのです。
これまで食事をとらなかった梅宮が食事をできただけでもすごいのですが、さらに嬉しいことが連鎖します。

それは、梅宮より年下の子どもたちから「お兄ちゃん」と呼ばれたのです。

お兄ちゃんという言葉に、梅宮は兄弟ができることを心待ちにしていたことを思い出し「もう一度お兄ちゃんにしてくれるのか」とハッとします。

そして、

お兄ちゃんならしっかりしなきゃな。

今度こそ、必ずオレが守るよ。

と心に固く誓うのでした。

街を守る決意をする

辛い経験を乗り越えて中学生になった梅宮は、風鈴高校へ進学して自分がてっぺんをとると宣言。
これは、荒れてしまった街を守るためでもありましたが、風鈴高校も良くしたいと考えていました。

今の街は、外から攻めてくる敵が居るのに内側で揉めて収拾がつかなくなっている状態。

この状態に危機感を持った梅宮は、

「人と人を結び、みんなを一つにして同じ方向を向かせることで内側での揉め事をなくして外からの敵に集中できる状態になれば風鈴のみんなで街を守ることができる」

と考え、別の中学に通っていた柊登馬に自身の考えを打ち明けました。

しかし、柊は「梅宮は街を守る意思があるからいいが、他の人は違う。自分たちを嫌ってる人間を守り続けられるとは思えない」と言い放ちます。

これに対し、梅宮は

風鈴高校生と街の人の間に溝があるのは相手のことをなにも知らないからだよ。

知らなければ人は意識することはできない。それなら、知っていけばいい。

そうすればその人のものを壊した時きっと思うことがあるだろう。

風鈴と街の人両方を知っているオレたちが双方の端になるんだ。

急には仲良くなれないし最初はもちろん大変だと思う。

それでもいつかこの街をみんなが楽しくて幸せな空間にしてみせる。

と柊に伝え、一緒に風鈴高校へ行こうと誘います。

街の人に見守られて育った梅宮は街の人が大好き。家族を失った悲しみを乗り越え、街の人みんなを家族だと思って守っていくことを中学生の時から決めていたのです。

ウィンブレ梅宮一と橘ことはの関係

梅宮は街の人も学校のみんなもみんな家族・兄弟のように思っているところがありますが、喫茶ポトスの店員であることはには一際デレデレし、甘くなるところがあります。

なぜ、梅宮はことはに甘いのでしょうか。

どういう関係なのかについて早速見ていきましょう。

梅宮はことはと同じ児童養護施設「風鈴園」で育つ

梅宮とことはは同じ養護施設で育っています。つまり、風鈴園で出会っているということですね。

ことはの過去については詳しく描かれていないのですが、ことはが桜に対し「同じ施設で育ったのよ」と伝えている場面が描かれています。

梅宮が家族を亡くして辛く悲しい気持ちに打ちひしがれていた時に、風鈴園で血が繋がってなくてもお互いに思い合っていれば家族だと伝えてくれた少女がことはだったのかも・・・そうだったらいいな…

と思いながら微笑ましくこのシーンを読んでいました^^

梅宮はことはを溺愛している

梅宮はことはのことが大のお気に入りですが、あくまで妹として可愛がっています。

ことはが危ない目に遭ったと知ったら、それはもうすごく面倒くさいことになるのです。

そのため、チンピラに人質に取られた際助けに来た柊も「あんたが危ない目にあったってことはあいつには黙っといてくれ」とことはに伝えたほど。

梅宮がことはを溺愛している様子は、風鈴高校の生徒なら誰もが知っていること。

桜は、ことはが自分と同じ16歳と知った時「老けている、20歳くらいに見える」と発言しているのですが、その時梅宮が「ことはは大人っぽいんだよ」と笑顔で訂正しつつもその笑顔とは裏腹に桜に対して黒い影が見えていました。笑

まとめ:梅宮一は家族を亡くしたショックで味覚障害になるも立ち直りことはを妹のように可愛がり溺愛している

今回は、ウィンドブレーカーに登場するボウフウリン総代・梅宮一の過去と橘言葉との関係について解説しました。

  • 梅宮一は幼い頃交通事故で両親を亡くす
  • 梅宮一は家族を失ったショックで髪の色が白くなり味覚障害も発症した
  • 自分のせいで家族が死んだと自責の念に駆られ荒れた生活を送る
  • 梅宮一と橘ことはは児童養護施設「風鈴園」で育った
  • 梅宮一は風鈴園の仲間、街の人たち、学校の生徒たちみんなを家族だと思っている

放送中のアニメでこれからの梅宮の登場がより楽しみになりますね。
最後までお読みいただきありがとうございました!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次