アニメ放送もされていて密かに(?)人気を博している千早瞬平。
千早瞬平は一体どんな人物でどんな過去を抱えているのでしょうか。
都立・小手指高校へ入学した時野球は辞めたと語っていた千早ですがなぜ辞めてしまったのでしょうか。
本記事では、千早瞬平の過去そしてなぜ野球を辞めてしまったのかについて解説していきます!
忘却バッテリー千早瞬平の過去
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【千早瞬平】CV: #島﨑信長
都立小手指高校一年。
巧みなバットコントロールと俊足で塁をかき乱す二塁手。
技術と理論に基づいたプレースタイルで、野球の知識も豊富。
斜に構えた性格だが、部員へ助言をするなどチームの頭脳としても活躍する。#忘却バッテリー pic.twitter.com/1byA5b0yFL
小手指高校の野球部に所属する1年生メンバーは、訳あって「わざと」小手指高校を選んだ人たちばかり。
もちろん千早瞬平もそのひとり。
高校に入学したばかりの千早ですが、彼には一体どんな過去があるのでしょうか。
早速見ていきましょう。
シニアリーグに所属していた野球経験者
千早は、過去リトルシニアリーグの富士見ジュニアに所属していた野球経験者。
1番でセカンドを守っていて、「バットコントロールと機動力で塁をかき乱す俊足の二塁手」と呼ばれていました。
捕球から送球への無駄のない動きと的確さを持つ千早は、富士見ジュニアの中でも一番野球が上手で、右打ちも左打ちもできる両利き(通称:スイッチ)でした。
バッティングだけでなく、脚の速さを活かした盗塁も得意としていました。
しかし、どこか冷静でチームのみんなとつるむようなことはせず一人でいることが多かった千早は、試合になると基本的には自分しか信じないタイプだったこともあり友人はできませんでした。
千早本人も、チーム競技だけど野球は案外個人競技だと感じていたことも関係しているでしょう。
野球をするにはフィジカルが足りないと自覚する
中学生の頃、千早はテレビの野球中継で見つけた周りの選手より明らかに背の小さな選手の身長を何気なく検索しました。
すると、その選手でさえ当時の千早より7cmも高い174cmだという事が判明し驚愕。
この事実が判明した時、千早は自身のフィジカルの足りなさを自覚し、絶望します。
でも、この時の千早はここで諦めるような選手ではありませんでした。
同時に、ここから千早の辛い過去が始まったといっても過言ではありません。
弱点を克服しようと努力する
遺伝的に身長の伸びは期待できないと早々に見切りをつけた千早は、可能性が少しでもあるならと体重を増加させようと努力を始めます。
夜寝る前にアイスを溶かして飲んだり、お米やお肉・タンパク質・牛乳をとにかく限界まで食べ、飲み、体重増加を図ったのです。
しかし、お腹をよく壊して体重が逆に減るなど効果は思うように現れませんでした。
そこでたどり着いたのが「知識」。
自慢の脚を活かすための知識を身につけて相手が嫌がるプレーをするようになっていきます。
チームメイトからは、そんな野球してて楽しいのか?と言われてしまいますが、当の千早は自分だけのプレースタイルの確立を結構楽しんでいました。
脚の速さを武器にし頭を使ったプレー
フィジカルを補うために人一倍勉強し知識を身につけ小技を磨いた千早は、王道とは言えないけれど技術と理論で自分を高めていきました。
その結果は試合にも現れ、打率・盗塁数・守備力でチーム1となり、数字という目に見える形で強さを証明していきます。
自分よりも大きな相手が手も足も出ないのは気分がよく、工夫次第で試合を動かせるのが面白く感じていました。
千早瞬平が野球を辞めた理由
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— 『忘却バッテリー』公式@TVアニメ好評放送中! (@boukyakubattery) March 1, 2024
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巧みなバットコントロールと俊足で
⠀⠀⠀⠀⠀塁をかき乱す二塁手
⠀⠀千早瞬平(CV:#島﨑信長)
キャラクターPVを公開しました!
▼YouTubeはこちら▼https://t.co/QCTkYUDTcI
来週は第5弾を公開予定!
お楽しみに✨#忘却バッテリー pic.twitter.com/fqft1DPjmD
技術を身につけるだけではなく、相当の勉強をするくらい野球が好きな千早が、なぜ野球を辞めることになったのでしょうか。
清峰・要バッテリーに王道のプレイスタイルで敗北
王道ではない自分だけのプレースタイルを身につけ野球を楽しみ自分に自信を持っていた千早ですが、ある日その自信は打ち砕かれることになります。
それが、宝谷シニアの清峰・要バッテリーとの出会いと敗北です。
清峰から繰り出される球種はシンプルなのに、要のリードによって的を絞る事ができず、来ると分かっていても打てない状態に。
どうにか出塁し、盗塁を試みるも要に難なく制されてしまい何もできないまま終わってしまいました。
自慢の足さえも清峰・要バッテリーには通用しなかったのです。
この時、千早は王道で最強のプレースタイルで技術と理論を当たり前のようにしてくる選手がいるんだと初めて知りました。
フィジカルを補えていると、自分が一番努力していると思っていたのは、自分よがりで奢っていた事に気がつきます。
そこからは練習量を今までより増やしゼロからプラスにするために更なる努力を始めたのです。
芽生えた嫉妬心と嫌いな言葉
努力を惜しまない中でもどこかに何かが引っ掛かっている感覚が拭えなかった千早。
チームメイトに球速が伸びたことや身長が伸びたことを自慢され思わず「いいなぁ」と口走ってしまいます。
チームメイトにも「え…その言葉嫌いだったんじゃ…」と言われてしまいます。
無意識に発した「いいなぁ」という言葉とチームメイトに指摘に千早はハッとします。
なぜなら、羨望の意味をもつ「いいなぁ」はその人の努力がなかったかのように聞こえることから千早が嫌いな言葉だったからです。
これまで蓋をして、知らないふりをしてきた感情を自覚した瞬間。
嫉妬という感情は千早にとってダサくて惨めったらしくて汚らしく、知りたくなかった感情でした。
嫉妬心が芽生えた事で、野球は嫌い・時間の無駄と思い込むようにして野球を辞めることを決心したのでした。
大体の人は、すごい人を目にすると自分なんかだめだと心が折れてしまったりしますから、嫉妬してもしっかり努力できていたのは、すごい事なんですけどね。
野球はもうやらないと決め都立小手指高校へ入学
伊達メガネをかけるというイメチェンをし周囲にも野球は嫌いだったと宣言し、練習に行かなくなったことでできた時間で勉強や読書、ティータイムを楽しむなどしていた千早ですが、一向に時間は過ぎず1日がとてつもなく長く感じるようになります。
帝徳高校のA推薦を始めとする野球の名門校からスカウトをもらうも、全て辞退し、野球部のない都立小手指高校へ進学することを決めた千早。
この時、千早は趣味を作って都立に行けば忘れられると無理やり信じようとしていました。
でも本当は野球が嫌いだなんて嘘で、努力をしても報われないかもしれないことが怖かっただけだったのです。
その恐怖を隠す為に、自分の正直な気持ちに蓋をしそれっぽい言い訳で塗り固めていただけ。
塗り固めているだけだからずっと苦しいままで、野球を辞めたくない・野球がしたいが本音でした。
そんな自分の気持ちに呼応するように、野球部がないはずの小手指高校で野球愛好会(後にれっきとした野球部になる)が発足し、なんの因果かまた野球をするようになります。
しかも、きっかけは過去敗北した清峰・要バッテリー。
練習を重ねて練習試合を行うまでになった時、記憶を失った要圭が清峰葉流火と共にプレーしているのを見て、フィジカルを補う練習量の多さは自分が一番わかってたはずだと自身の過去を思い返した千早。
当時は個人プレーだったものの小手指高校では個人プレーではなくみんなと一緒に勝ちたい気持ちが強くなります。
そして自分ももう一度自信を取り戻したいとも願ったのです。
願わくば今度の野球はみんなと一緒に勝利したい
忘却バッテリー 第27話
みんなで一緒に、という気持ちが千早のプライドより他人への信頼が上回った時、千早は自分「だけ」を信じることをやめました。
小手指高校への進学と過去敵だったはずの新たにできた仲間が中学時代の千早の壁を壊してくれたのでしょうね。
まとめ:千早瞬平は過去に清峰・要バッテリーに負け自身のフィジカルの足りなさと周りへの嫉妬で野球を辞めた
今回は、忘却バッテリーに登場する千早瞬平の過去と野球を辞めた理由を解説しました。
- 千早はリトルシニアリーグの富士見ジュニアに所属していた野球経験者
- 塁をかき乱す俊足の二塁手と呼ばれていた
- 俊足を活かした盗塁が得意
- フィジカルの足りなさを自覚し弱点克服のために努力した
- 脚の速さを武器に頭を使った自分だけのプレースタイルを確立
- 清峰、要バッテリーを前に手も足もでず敗北
- 更なる努力を重ねるも嫌いな言葉「いいなぁ」を無意識に発言
- 嫉妬という感情を自覚し野球は嫌いだと言い聞かせて辞める
- 本当は野球を辞めたくなんてなかった
- 小手指高校に入学して清峰、要バッテリーと再会し野球を再び始めた
自分が努力をしていることで辛い事があると、その衝撃やショックは大きいですよね。
そこで自信喪失してやめてしまう…というのは筆者も理解できますし、共感しかありません。
小手指高校で出会った仲間と共に辛い野球じゃなく、楽しい野球をしてもらいたいですね!
すでに野球がとても上手な千早ですが、あとどのくらい上達するのかも楽しみです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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